SPSSワンポイントヒント:データ準備・データ加工の使える小技「セルの中の改行を取り除く」
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SPSSワンポイントヒント:データ準備・データ加工の使える小技「セルの中の改行を取り除く」
きれいなデータを分析できれば良いけれど、そう簡単にいかないのがデータ分析の常。
データクリーニングはデータ分析の肝とも言えます。当シリーズでは、よくあるデータ分析の準備段階に出てくる課題とそれに対する対策について紹介をしていきます。
今回は、セル内の改行を取り除く方法をご紹介します。
「セル内の改行を取り除く方法」
アンケートデータや業務プロセスに関連するデータを扱っている場合、人の手によって入力されたデータ(セル)の中に、「改行」を含んでしまっている場合があります。
エクセルデータだけを扱うのであれば、読みやすくて親切心に感謝するところですが、データ分析を行う側にとって見れば、意外と処理にやっかいなものになります。このままだとうまくデータが読み込めない場合がありますよね?
これを取り除く方法をご紹介しましょう。
この課題については、エクセル(Excel)の「置換」機能を利用します。
エクセルの置換機能でセル内の改行を削除する(Windows編)
Windowsの場合には「Ctr+J」を利用して改行を削除します。
1. まず置換機能を立ち上げます。「編集」>「検索」>「置換」
2. 置換のプロパティーにて「検索する文字列」に「Ctr(コントロール)+J」を入力し、「すべて置換」を押します。
3. これで完成です。
エクセルの置換機能でセル内の改行を削除する(Mac編)
Windowsの場合には「Ctr+J」を置換する方法がありますが、Macの場合には少々勝手が違います。今回はclean関数を利用した方法をご紹介します。
1. まず該当のセルの横に列を追加しましょう。
2. 追加したセルに「 =clean(セル名)」を挿入します。
3. 他の行にも同じように展開しましょう。これで完成です。
いかがでしたでしょうか?
ぜひ困ったときには利用してみてください。
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【日時・会場】
[東京] 2019年6月29日(土)10:00 ‐ 17:00 アットビジネスセンター東京
【概要】
IBM SPSS Statisticsの基本的な操作を習得することを目標に、データの読み込み方からデータ加工の基本、記述統計やクロス集計などの初歩の統計手法までを実際に操作を行いながら学んでいきます。はじめてSPSS Statisticsを操作される方に最適なコースです。