t検定に必要なSPSS製品
― 1標本・対応あり・対応なしはすべて Statistics Base で実施できます

t検定(1標本・対応あり・対応なし)は、IBM SPSS Statistics Base の標準機能だけで実施できます。追加オプションの購入は不要です。Welch の検定も Base に含まれます。手法そのものの解説は完全ガイドをご覧ください。

難易度:★☆☆ 想定読了:6分 最終更新 2026.05.17 監修:スマート・アナリティクス代表

t検定とは

2つのグループ(または条件)の平均値の差が、統計的に意味のある差かを判断する基本検定手法。心理学・医学・マーケティング・品質管理など幅広い分野で利用されます。

t検定で分かること

  • 2群間の平均値に有意な差があるか
  • 差が偶然によるものかどうか
  • 差の大きさ(効果量 Cohen's d)
  • 95%信頼区間に基づく差の幅

t検定の主な種類

種類用途
1標本t検定1群の平均が特定の基準値と異なるかを検定
対応のないt検定異なる2群(例:男女)の平均比較
対応のあるt検定同一対象の2時点比較(例:治療前後)
Welchの検定等分散性が成立しない場合のt検定

研究・ビジネスでの利用シーン

治療前後の効果検証

医療研究

同一患者の治療前後の数値を対応のあるt検定で比較し、治療効果を評価します。

A/Bテスト

マーケティング

施策あり群/なし群の購買単価をt検定で比較し、施策効果を判定します。

教授法の効果比較

教育研究

新旧の教授法を受けた2クラスのテスト点を比較し、教育効果を検証します。

t検定に必要なSPSS製品|Statistics Baseだけで実施できます

t検定をSPSSで実施する際に必要となる製品とオプションを整理します。

分析内容対応製品備考
1標本t検定IBM SPSS Statistics Base標準機能
対応のないt検定IBM SPSS Statistics BaseWelchも対応
対応のあるt検定IBM SPSS Statistics Base標準機能

分析時の注意点

  • 正規性の前提を確認する(小標本の場合は特に重要)
  • 等分散性が成り立たない場合はWelchの検定を用いる
  • 有意差と効果量(Cohen's d)は区別して解釈する
  • 対応のあり/なしを取り違えないよう設計を確認

t検定の進め方、専門家がサポートします

分析設計の段階から、結果解釈・論文記述まで——研究テーマに応じてご相談いただけます。
必要なSPSS製品の構成もあわせてご提案します。

お電話でのご相談:0120-835-761 受付 9:00–18:00(土日祝除く)

よくあるご質問

Q.正規性が満たされない場合は?
標本サイズが大きければ中心極限定理によりt検定は頑健ですが、小標本で非正規の場合はマン・ホイットニーU検定(独立)、ウィルコクソン符号付検定(対応あり)を使用します。
Q.等分散性検定の結果はどう使う?
Leveneの検定で等分散性を確認し、不成立ならWelchの検定を用います。SPSSは両方の結果を同時出力します。
Q.効果量はどう報告?
Cohen's d(独立)、Cohen's dz(対応あり)を併記します。0.2=小、0.5=中、0.8=大が目安です。

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