ノンパラメトリック検定とは|SPSSでできること

ノンパラメトリック検定は、データの分布形状や正規性の仮定に依存せずに、 群間差や順位の違いを検証できる検定手法です。
このページでは、ノンパラメトリック検定で分かることと、SPSSで実施する際に選ぶべき製品(オプション)を明確にします。

ノンパラメトリック検定とは

ノンパラメトリック検定は、 母集団分布の形(正規分布など)を仮定せずに、 順位情報や度数情報を用いて差を検証する統計手法です。

標本数が少ない場合や、外れ値が多い場合、 尺度水準が順序尺度・名義尺度の場合に特に有効です。

この分析で分かること

  • 群間・条件間に統計的な差があるか
  • 順位ベースでの差の有無
  • 外れ値の影響を受けにくい比較結果

SPSSでノンパラメトリック検定を行う場合の製品選定

ノンパラメトリック検定(U検定、ウィルコクソン検定、クラスカル・ウォリス検定など)は、 IBM SPSS Statistics Base の標準機能で実施できます。

検定内容対応製品備考
マン・ホイットニーU検定 IBM SPSS Statistics Base 独立2群
ウィルコクソン符号付順位検定対応あり
クラスカル・ウォリス検定3群以上
フリードマン検定反復測定

分析時の注意点

  • 平均値ではなく順位の差を検定している点に注意
  • 効果量の解釈を併せて行うと理解が深まる
  • 正規性が満たされる場合はパラメトリック検定が有効

ノンパラメトリック検定の次に検討すべき分析手法

  • t検定/分散分析:前提条件が満たされる場合
  • 回帰分析:連続的な影響分析
  • 順位相関(スピアマン):関係性の評価