【おすすめの1冊】マーケティング・リサーチを改めて勉強しよう「マーケティング・リサーチ入門〜「調査」の基本から「提言」まで」 朝野熙彦 編著/東京図書

マーケティング・リサーチを改めて勉強しよう「マーケティング・リサーチ入門〜「調査」の基本から「提言」まで」 朝野熙彦 編著/東京図書

マーケティング・リサーチ入門

<書籍情報>

書籍名:マーケティング・リサーチ入門 ―「調査」の基本から「提言」まで
著 者:朝野熙彦 編著
刊行日:2018年12月
出版社:東京図書株式会社

<書籍内容>

“マーケティングとはザックリいえば市場創造の仕事です。では、現在のマーケティング・リサーチは市場創造に貢献できているのでしょうか?”(同書「はじめに」より)

どきりとする言葉ですが、長年マーケティング研究のトップランナーとして活躍されている朝野先生の上記の疑問点から2020年代までに通じるマーケティング・リサーチの教科書をつくろうというコンセプトの1冊。

“ITとビッグデータの時代にあっても、アイディアを発見し、生活社を深く理解するリサーチの重要性はなくならない”

昨今、AIを含めデータが大量に発生する時代となりましたが、朝野教授は、現代におけるマーケティング・リサーチの重要性を改めて教えてくれます。

当書は、朝野先生と8名の実務者により基礎理論から応用、提言までを学ぶことがわかります。

第1章と第2章では、マーケティング・リサーチの全体像と共に目的、リサーチの変遷や役割を紹介しています。それと合わせて調査手法の分類整理などを紹介。さらにリサーチ組織をどのように組織すべきかなどにも言及。第3章以降は、来店客調査、ネットリサーチ、傾聴型調査、観察法と各手法の具体的な紹介が続きます。実際に多くの経験を持つ実務者が解説をしており、すぐに使えるノウハウが詰まっています。第7章ではSPSS等でも機能をもつコンジョイント調査(分析)を紹介、その後広告・コミュニケーションとリサーチの関係性、時系列調査、最後にリサーチのこれからの提言という骨太の10章となっています。

また、マーケティング・リサーチ Do’s and Don’tsではよくある、でも理解し知っていたい20のトピックについても朝野先生が解説しています。

マーケティング・リサーチ担当者の方のみならず、マーケティング担当者、研究者の方で調査によってデータを取得している方におすすめの書籍です。

<目次>

第1章 マーケティング・リサーチの全体像
第2章 リサーチの目的と実行管理
第3章 身近なお客さまへのアンケート調査
第4章 広く顧客を探すのに適したネットリサーチ
第5章 生活者を深く理解する傾聴型調査
第6章 現場での観察による顧客理解
第7章 製品テストで意思決定する
第8章 広告・コミュニケーションのデザイン
第9章 生活者の変化を捉える時系列調査
第10章 マーケティング・リサーチのこれから
補章 マーケティング・リサーチDo’s and Don’ts
付録 マーケティング・リサーチの情報源