分散分析(ANOVA)とは|SPSSでできること

分散分析(ANOVA)は、複数グループの平均値の差が 統計的に有意かどうかを検証するための分析手法です。
このページでは、分散分析で分かることと、SPSSで実施する際に選ぶべき製品(オプション)を明確にします。

分散分析(ANOVA)とは

分散分析(Analysis of Variance: ANOVA)は、 3群以上の平均値を同時に比較するための統計手法です。 t検定を繰り返すことによる多重比較の問題を回避し、 全体として差が存在するかを検証できます。

この分析で分かること

  • 複数グループ間に平均の差があるか
  • どの要因が結果に影響しているか
  • 要因同士の交互作用の有無
  • どの群間に差があるか(事後検定)

分散分析の主な種類

  • 一元配置分散分析:1つの要因による平均差の検証
  • 二要因分散分析:2つの要因と交互作用の検証
  • 反復測定分散分析:同一対象を繰り返し測定した場合の分析

SPSSで分散分析を行う場合の製品選定

分散分析の内容によって、必要となるSPSS製品が異なります。 分析設計に応じた選択が重要です。

分析内容対応製品備考
一元配置分散分析(ANOVA) IBM SPSS Statistics Base 標準機能
二要因分散分析 IBM SPSS Advanced Statistics 交互作用を含む
反復測定分散分析縦断・時系列データ

分析時の注意点

  • 正規性・等分散性の前提を確認する
  • 有意差の有無だけでなく効果量も併せて解釈する
  • 反復測定では球面性の検定が重要

分散分析の次に検討すべき分析手法

  • 多重比較検定:差の所在を明確化
  • 回帰分析:連続変数としての影響分析
  • 共分散構造分析(SEM):理論モデルの検証