度数分布表は、データの「分布・偏り・ばらつき」を短時間で把握するための基本分析です。
このページでは、度数分布表で分かることと、SPSSで実施する際に選ぶべき製品(オプション)を明確にします。
度数分布表とは
度数分布表は、データをいくつかの区間(クラス)に分け、各区間に含まれる件数(度数)を集計して「全体像」を把握するための分析手法です。個々のデータを眺めるのではなく、分布として整理することで、中心・偏り・ばらつき・外れ値の兆候などを把握しやすくなります。
この分析で分かること
- どの範囲にデータが集中しているか(山の位置)
- 分布の偏り(右に偏る/左に偏る)
- ばらつきの大きさ(データがまとまっているか)
- 外れ値の兆候(極端に少数の区間が存在するか)
【分析のイメージ】分布を「見える化」して全体像をつかむ
度数分布表は、数字の一覧では見えにくい「分布の形」を把握するための入口です。ヒストグラムと併用することで、分布・偏り・ばらつきを直感的に理解できます。

度数分布表とヒストグラムを組み合わせることで、データの分布・偏り・外れ値の兆候を一目で把握できます。
度数分布表の主な構成要素
- クラス区間
データを分ける範囲です。区間幅の設定により、分布の見え方が変わります。 - 度数(頻度)
各区間に含まれるデータ数で、分布の形の基礎となります。 - 累積度数
度数を順に累積した値で、「◯点以下が何人か」といった判断に使えます。 - 相対度数(比率)
全体に対する割合で、サンプル数が異なるデータの比較に有効です。
SPSSで度数分布表を行うメリット
- 大規模データでも高速:件数が多くても分布把握をスムーズに実施できます。
- 再現性が高い:同一条件で繰り返し出力でき、報告書・研究用途でも安心です。
- 次の分析へ接続しやすい:クロス集計や検定などの前段として活用できます。
対応するSPSSオプション
度数分布表は IBM SPSS Statistics Base で実行できます。度数分布表で必要となる記述統計・度数・基本グラフ(ヒストグラム等)は、すべて Base に含まれています。
| やりたいこと | 度数分布表/累積度数/相対度数/ヒストグラム |
|---|---|
| 推奨製品 | IBM SPSS Statistics Base |
| 理由 | 本分析で必要な機能がすべて Base に含まれるため |
分析フローの中での位置づけ
度数分布表は分析の初期段階で用いられ、次に行う分析手法を判断するための重要なステップです。
- データ確認
欠損値や異常値、単位を確認します。 - 度数分布表(本ページ)
分布・偏り・ばらつきを把握します。 - 次の分析へ
クロス集計、検定、回帰分析などに進みます。
よくある質問(製品選定)
- 度数分布表はExcelでも作れますか?
- 可能ですが、件数が増えるほど再現性や次の分析への接続で課題が生じやすくなります。
- 度数分布表のために上位オプションは必要ですか?
- 一般的には不要です。SPSS Statistics Base で対応できます。
- 教育・研究用途でもBaseで十分ですか?
- 記述統計・初期分析の範囲であれば十分です。
対応製品(Base)の詳細
度数分布表をSPSSで確実に実施したい方は、IBM SPSS Statistics Base をご確認ください。
※操作手順の詳細は「SPSSの使い方」「SPSSの小技」「完全ガイド」ページで案内します。
