製品概要
コンジョイント分析を使用すると、製品やサービスに関する属性や機能のそれぞれを消費者がどのように判断しているのかを測定できます。この理解を活かせば、市場において最も重要とされる機能を含み、その製品属性の市場における価値に基づいて適切な価格を設定し、また対象としている消費者に最も効果的な手段に限定して宣伝活動を行うことができ、優れた製品を提供することができます。
現実の世界においては、価格やブランド名等の1つの属性だけに基づいて商品の購入が決定されることはありません。 通常、複数の製品を対象として機能や属性のさまざまな組み合わせを検討し、総合的に見てどの製品が優れているのかという複雑な判断を行ってから、購入する製品を決定します。
コンジョイント分析は、消費者の意思決定過程をモデル化するためのリサーチツールです。IBM SPSS Conjoint(旧PASW Conjoint)を使用すると消費者の嗜好をより深く理解できるようになるので、「売れる」製品の立案、価格設定、マーケティングをより効率的に行うことができるようになります。
コンジョイント分析用アドオンモジュールIBM SPSS Conjoint
市場における競合、製品、価格が刻々と変化していっても、IBM SPSS Conjointの結果を使用すれば、市場シミュレーションモデルを作成することができ、そのような変化や変化への対応を考慮することができます。こうす ることで、製品開発やマーケティングに貴重なリソースを使用する前に、それがどのような影響を与えるのかを予測できます。
IBM SPSS Conjoint を使用すると、さまざまな機能や属性を持つ複数の製品から1つを選択する際に、消費者が考慮するトレードオフを理解するためのアンケートの作成/分析が簡 単にできます。このグラフでは、見たい映画を選ぶ際の、各属性の相対的な重要性を素早く比較できます(その属性以外はすべて同じだと想定しています)。
必要なツールをすべて装備
IBM SPSS Conjointの3つの手続きはそれぞれ、コンジョイント分析の立案(計画)、実施、結果の分析に関するものです。これらの手続きの概要は以下のようになります。
計画を容易に作成
直交計画(ORTHOPLAN)は製品属性の組み合わせを表す直交配列を作成します。これは質問数を大幅に削減しますが、完全な分析に必要とされる情報は確保されます。
「カード」を出力し、回答者の選好を知る
直交計画の表示(PLANCARDS)は、回答者が製品属性の組み合わせを容易にランク付けできるようなカードを素早く生成します。
情報に富む結果を得る
コンジョイント手続き(CONJOINT)は回答のランキングに対してある特別な回帰を実行します。どの製品属性が重要なのか、また消費者がそれをどの程度好むのか、といったような具体的に活用できる結果を得ることができます。また属性のさまざまな組み合わせによってどの程度マーケットシェアを獲得できるのかについて、シミュレーションを行うこともできます。
新製品を成功させる4つの方法
- 適切な製品-市場が最も求めている機能を持った製品を設計
- 適切な価格-対象となる消費者が見出した商品価値に見合うように価格を設定
- 適切な場所-製品/価格の組み合わせが市場でどのような成績を収めるのかを予測。貴重な開発/発売リソースを無駄にしません。
- 適切な販促-対象となる消費者が最も関心がある機能に特化したマーケティング
主要搭載手法・機能
- コンジョイント分析
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