IBM SPSS Statistics 新機能ヒストリー 第4回:ver28&ver28.0.1
統計解析のスタンダードツールとして、全世界、国内でも非常に多くのユーザーが利用する「IBM SPSS Statistics 」。そのバージョン28は2021年5月に、バージョン28.0.1は2021年11月にリリースされました。
バージョン28では、メタ分析の機能追加、非現配置分散分析に単純主効果の比較を追加、線型回帰にカテゴリ変数の交互作用項追加、一元配置分散分析に数値以外のカテゴリ変数をサポート、比率統計量にPBR係数と信頼区間を追加、関連マップの追加、出力機能や検索機能の拡張が行われました。
バージョン28.0.1では、カーネルリッジ回帰の機能追加、検定力分析で一連の検定力値を評価、ヒートマップによる新しいデータ可視化、ワークブックのUIとコミュニティ拡張機能サポートの改善、ライセンスウィザードのダイアログの改良が行われました。
そして、Windows 11とMacOS 12およびM1 Chipに対応しました。
統計解析ソフトウェア IBM SPSS Statisticsとは?
SPSS Statisticsは、統計解析ファミリーの中心的なソフトウェア。統計解析を行うことを前提に作られたIBM SPSS Statisticsは、すでに50年の歴史を持つ統計解析のソフトウェアです。最新のバージョンはIBM SPSS Statistics 29となり、多くの機能強化がなされています。
【対応OS】Windows/Mac OS
バージョン28&28.0.1での新機能
- 【新しい統計手法の搭載】メタ分析/カーネルリッジ回帰
- 【既存分析機能の機能拡張】検定力分析/比率分析/一般線形モデル
- 【機能追加】信頼性分析カッパ係数
- 【機能拡張】出力機能/検索機能
- 【改善・改良】ワークブックのUI/コミュニティ拡張機能サポート/ライセンスウィザードのダイアログ
- 【新機能:グラフ】関連マップの追加
- Windows11、MacOS 12およびM1 Chipに対応