クロス集計とは?
― 2変数の関係を表で把握する関係把握の起点

2つ以上のカテゴリ(質的)変数を組み合わせて集計し、項目間の関係性や分布の偏りを把握する基本分析手法。アンケート分析・属性分析・マーケティング分析・医療/社会調査で最初に用いられる「関係把握の起点」です。

難易度:★☆☆ 想定読了:6分 最終更新 2026.05.17 監修:スマート・アナリティクス代表

クロス集計とは

2つ以上のカテゴリ(質的)変数を組み合わせて集計し、項目間の関係性や分布の偏りを把握する基本分析手法。アンケート分析・属性分析・マーケティング分析・医療/社会調査で最初に用いられる「関係把握の起点」です。

クロス集計で分かること

  • 属性(性別・年代・職種など)ごとの回答傾向の違い
  • 特定カテゴリへの集中・偏りの有無
  • 差が「ありそうかどうか」を判断する一次分析結果
  • 次に検定すべき仮説の発見

クロス集計の主な種類

クロス集計のタイプ概要
2次元クロス表行と列にそれぞれ1変数を配置した基本形。
3次元(層別)クロス表層別変数を追加し、層ごとの2次元クロスを比較。
多重回答クロスMA(複数回答)形式の集計。Custom Tables で効率化。

研究・ビジネスでの利用シーン

属性別の回答傾向把握

市場調査

性別×ブランド認知度、年代×購買意欲などの関係を確認し、ターゲット設計に活用します。

リスク要因の探索

医療研究

暴露の有無×疾患発症の有無で関連性の一次評価を行い、後続の検定・回帰に進めます。

サブグループ比較

社会調査

地域・職業などのサブグループごとに行動傾向を比較します。

SPSSで実施する場合の製品選定

クロス集計をSPSSで実施する際に必要となる製品とオプションを整理します。

やりたいこと推奨製品備考
2次元クロス集計(CROSSTABS)IBM SPSS Statistics Base標準機能
多重回答・複雑なクロス表IBM SPSS Custom Tables効率的なテーブル作成
カイ二乗検定IBM SPSS Statistics BaseBaseに含まれる

分析時の注意点

  • 件数が少ないセル(期待度数<5)が多い場合は正確確率検定を検討
  • 行%・列%・合計%を取り違えないよう注意
  • 差の存在は探索段階。検定で確認するのが原則

クロス集計の進め方、専門家がサポートします

分析設計の段階から、結果解釈・論文記述まで——研究テーマに応じてご相談いただけます。
必要なSPSS製品の構成もあわせてご提案します。

お電話でのご相談:0120-835-761 受付 9:00–18:00(土日祝除く)

よくあるご質問

Q.クロス集計だけならBaseで十分ですか?
多くのケースで十分です。件数・行%・列%を含む基本的なクロス集計はBaseで対応できます。
Q.Custom Tablesはどんな場合に必要ですか?
表の種類や切り口が多く、体裁を揃えた表を大量に作成する必要がある場合や、多重回答グループを扱う場合に有効です。
Q.クロス集計の次に行う分析は何ですか?
差の有無を検証したい場合は、カイ二乗検定へ進むのが一般的です。期待度数が小さい場合は正確確率検定(Fisher)を選択します。

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