SPSS Statistics 同時ユーザ(Concurrent)ライセンスのインストール
同時ユーザ(Concurrent)ライセンスとは、使用者を特定せず、指定したユーザ数によって同時に使用できるライセンスです。
ご利用には、ライセンスの使用人数を管理するためのライセンスマネージャが必要です。
インストールするには、コンピューターに管理者権限でログインする必要があります。
インストールの流れ
- ライセンスツール(IBM SPSS Concurrent Licensing Tools 9.10)の入手
- ライセンスツールのSentinel RMS License Managerの導入
- License Managerの登録
- ライセンスツールのConcurrent Licensing Toolsの導入
- ライセンスマネージャーのライセンスコードの認証
- ポートの開放
- IPアドレスの確認
- SPSS Statisticsクライアントからの接続
1.ライセンスツール(IBM SPSS Concurrent Licensing Tools9.10)の入手
ご購入時に受信されたメールにあるリンクからSPSS Statisticsのバージョンに適合したIBM SPSS Concurrent Licensing Tools9.10(SPSSCLT9.10_-_LicmgrWinMEn.zip)をダウンロードします。
【手順1】 ご購入時に受信されたメールにあるリンクをクリック
▼IBM SPSS Concurrent Licensing Tools 9.10
【手順2】[ダウンロード]ボタンをクリック
画面中央にある「ダウンロード」をクリックします。

【手順3】[このままダウンロード]をクリック
[このままダウンロード]をクリックし、ダウンロードを開始します。

2.ライセンスツールのSentinel RMS License Managerの導入
【手順1】ファイルの展開
ダウンロードしたファイル「SPSSCLT9.10_LMMW_EN.zip」を右クリックし、「すべて展開」を選択します。

【手順2】フォルダーの指定
展開したファイル内の[manager]フォルダーを開きます。

【手順3】アプリの起動
展開したフォルダー[manager]の[setup.exe]を右クリックして、[管理者として実行]を選択します。

【手順4】注意事項は[はい]を選択
[このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?]画面で、[はい]をクリックします。

【手順5】インストールウィザードの起動
インストールウィザードの[Next>]をクリックします。

【手順6】使用許諾契約への同意
ご確認のうえ、[I accept the terms in the license agreement] を選択して、[Next>]をクリックします。

【手順7】インストール先の選択①
[Install this application for:]で[Anyone who uses this computer (all users)]を選択し、[Next>]をクリックします。

【手順8】インストール先の選択②
製品のインストール先を選択します。(デフォルトの設定を推奨します。)
変更が必要な場合には[Change...]ボタンをクリックし、フォルダーを指定してください。
完了後、[Next>]をクリックします。

【手順9】セットアップタイプの選択
[Complete]を選択し、[Next>]をクリックします。

【手順10】ファイアーウォールシステムの設定について
画面真ん中のチェックを入れた状態で、[Next>]をクリックします。

【手順11】インストールの開始
[Install]をクリックしてインストールを行います。

【手順12】インストールの実行
インストールが実行されます。しばらくお待ちください。

【手順13】ウィザードの終了
インストールが完了しました。[Finish]をクリックします。

3.ライセンスマネージャーへの登録
【手順1】Windowsツールを開く
Windowsのスタートボタンの検索タブをクリックし、検索タブに[Windowsツール]と入力し、Windowsツールを開きます。

【手順2】Windowsツールの[サービス]を開く
Windowsツール画面の[サービス]を右クリックし、[管理者として実行]をクリックします。

【手順3】Sentinel RMS License Managerの状態を確認
[Sentinel RMS License Manager for IBM SPSS]の状態欄が[実行中]と表示されているか確認します。

【手順4】Sentinel RMS License Managerを再起動
[Sentinel RMS License Manager for IBM SPSS]を選択し、右クリックから[再起動]を選択します。
実行後、画面を閉じます

4.ライセンスツールのConcurrent LicensingToolsの導入
【手順1】フォルダーの指定
展開したファイル内の[tools]フォルダーを開きます。

【手順2】アプリの起動
展開したフォルダー[tools]の[setup.exe]を右クリックして、[管理者として実行]を選択します。

【手順3】注意事項は[はい]を選択
[このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?]画面で、[はい]をクリックします。

【手順4】インストールウィザードの起動
インストールウィザードの[Next>]をクリックします。

【手順5】使用許諾契約への同意
ご確認のうえ、[I accept the terms in the license agreement] を選択して、[Next>]をクリックします。

【手順6】インストール先の選択
製品のインストール先を選択します。(デフォルトの設定を推奨します。)
変更が必要な場合には[Change...]ボタンをクリックし、フォルダーを指定してください。
完了後、[Next>]をクリックします。

【手順7】インストールの開始
[Install]をクリックしてインストールを行います。

【手順8】インストールの実行
インストールが実行されます。しばらくお待ちください。

【手順9】ウィザードの終了
インストールが完了しました。[Finish]をクリックします。

5.ライセンスマネージャーのライセンスコードの認証
コマンドプロンプトでIBM SPSS Licensing Toolsのインストールフォルダーへ移動して、licenseactivatorコマンドを使用して、ライセンスを取得します。
【手順1】コマンドプロンプトを開く
Windowsのスタートボタンをクリックし、検索タブに[コマンドプロンプト]と入力します。
アプリが表示されましたら、コマンドプロンプトを右クリックし、[管理者として実行]をクリックします。

【手順2】注意事項は[はい]を選択
[このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?]画面で、[はい]をクリックします。

【手順3】以下の項目を入力
[C:\Windows\System32> ]の後に以下の項目を入力後、[Enter]キーを押下します。
なお、画面内や以下の¥(円マーク)の表示は「バックスラッシュ」と同様の意味です。
cd C:¥Program Files (x86)¥Common Files¥SafeNet Sentinel¥Sentinel RMS License Manager¥WinNT

【手順4】以下の項目を入力
[C:¥Program Files(x86)¥Common Files¥SafeNet Sentinel¥Sentinel RMS License Manager¥WinNT>]の後に以下の項目を入力後、[Enter]キーを押下します。
licenseactivator 認証コード
licenseactivatorと認証コードの間には半角のスペースが入ります。
認証コード:お手元のライセンス認証コードをご入力ください。

【手順5】ライセンス認証の完了
画面に[正常に認証されました]が表示されましたら、ライセンス認証の完了です。
複数のライセンス認証コードをお持ちの場合は、手順3を繰り返し行います。

コマンドプロンプトの利用はこれで終了です。
右上の×マークをクリックして、コマンドプロンプトのウィンドウをクローズします。
オンライン認証ができない場合
オフラインでの認証を実施します。オフライン認証では、ライセンスマネージャーをインストールしているPCのロックコードとお客様のSPSS Statisticsライセンス認証コード20桁、オプションのライセンス認証コードをお持ちの場合には各種オプションのライセンス認証コードをIBM社にメールで送信し、オフライン用の認証コードを取得する必要があります。
- ロックコードの確認
- オフライン用ライセンスコードの取得
②の手続きは弊社にて代行させていただきます。ご希望の場合には、お客様のロックコードとライセンス認証コードをメールで件名「オフライン用ライセンスコード取得依頼」とし、cs[at]smart-analytics.jp([at]を@へ変えてください)宛てにお送りください。
手順
①ロックコードの確認
管理者として実行しているコマンドプロンプトを使用します。
[C:¥Program Files (x86)¥Common Files¥SafeNet Sentinel¥Sentinel RMS License Manager¥WinNT>]の後にechoid.exe もしくは、echoidと入力し、[Enter]キーを押下します。

画面のLocking Code 1 : に表示されるコードがロックコードです。ハイフン(-)を含め7から8桁のコードです。
②オフライン用ライセンスコードの取得
以下の送信先・送信メールの件名・本文 にある内容でメールを送付してください。
(正しく記載しませんと認識できませんので、ご注意ください。)
送信先:spssls[at]us.ibm.com
([at]を@ へ変えてください)
送信メールの件名:License Authorization
本文:
Product Activation Email
[Japan]
[Authorization Code(s): 認証コード]
[Lock Code: ロックコード]
[本文に記載する項目について]
・記載する文字はすべて「半角英数字・半角記号」で記載してください。
・認証コード(半角英数20桁)
半角英数字20桁のコードです。認証コードが複数ある場合は、すべて記載してください。
コード間の区切り方法は、「改行」です。
一つの場合の記載例:
[Authorization Code(s): abcdef1234567890abcd]
複数ある場合の記載例:
[Authorization Code(s):
abcdef1234567890abcd
1234567890abcdef1234]
・ロックコード
1つだけ設定してください。
複数ある場合は、ロックコードごとに取得してください。
記載例:
[Lock Code: 4-1ABC2]
オフライン用の認証コード(#まで)が記載されたメールが返信されます。
5.ライセンスマネージャーのライセンスコードの認証の手順4に戻ります。
6.ポートの開放
【手順1】Windows Defenderファイアーウォールを開く
Windowsのスタートボタンをクリックし、検索タブに[ファイアーウォール]と入力し[ファイアーウォールの状態の確認]をクリックします。

【手順2】Windows Defenderファイアーウォール画面の[詳細設定]をクリック
画面左の[詳細設定]をクリックします。クリック後、[セキュリティが強化されたWindows Defenderファイアーウォール]画面が表示されます。

【手順3】新しい規則の追加
セキュリティが強化されたWindows Defenderファイアウォール画面の[受信の規則]を選択し、画面右の[新しい規則]をクリックします。
クリック後、[新規の受信の規則ウィザード]画面が表示されます。

【手順4】規則の種類を選択
新規の受信の規則ウィザード画面の上から2つ目[ポート]を選択し、[次へ]ボタンをクリックします。

【手順5】以下のUDPを入力
新規の受信の規則ウィザード画面より[UDP]を選択します。特別のローカルボードに以下を入力し、[次へ]ボタンをクリックします。
特定のローカルポート:5093

【手順6】接続の許可
[接続を許可する(A)]を選択し、[次へ]ボタンをクリックします。

【手順7】規則適応先の選択
3項目すべてにチェックを入れ、[次へ]ボタンをクリックします。

【手順8】名前を入力
任意の名前を入力し、[完了]ボタンをクリックします。
(例:IBM SPSS Statistics同時ユーザーライセンス)

【手順9】ポートの開放を確認
規則(例:IBM SPSS Statistics同時ユーザーライセンス)が追加されたことを確認します。
ポートの設定が完了しました。

7.IPアドレスの確認
SPSS Statisticsクライアントから接続する際にIPアドレスの入力項目があります。
注意)クライアントがライセンスマネージャーと同じPCにインストールされている場合には、IPアドレスではなくPC (デバイス) 名を入力します。なお、日本語のデバイス名は使用できませんので、デバイス名を英数に変更して入力をしてください。
IPアドレスの確認
【手順1】[設定]を開く
Windowsのスタートボタンをクリックし、設定
をクリックします。
【手順2】ネットワークとインターネットのプロパティを開く
ネットワークとインターネットを選択し、[プロパティ]をクリックします。

【手順3】IPv4アドレスの確認
IPv4アドレスを確認し、番号を控えます。
「8.SPSS Statisticsクライアントからの接続」の【手順12】で入力が必要となります

PC(デバイス)名の確認
【手順1】[設定]を開く
Windowsのスタートボタンをクリックし、設定
をクリックします。
【手順2】ホームを参照
ホームをクリックします。

8.SPSS Statisticsクライアントからの接続
【手順1】SPSS Statisticsのインストール
ダウンロードしたファイルを右クリックし、[管理者として実行]をクリックします。

【手順2】注意事項は[はい]を選択
ユーザーアカウント制御:[このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?]の画面では[はい]をクリックしてインストールを開始します。

【手順3】インストールウィザードの起動
インストールウィザードが起動します。[キャンセル]は押さないでください。

【手順4】製品の確認
利用条件等が表示されます。
ご確認いただき「次へ」をクリックします。

【手順5】使用許諾契約への同意
使用許諾契約書が表示されます。
ご確認のうえ、[使用許諾の条項に同意します]を選択した後、[次へ]をクリックします。

【手順6】インストール先の選択
製品のインストール先を選択します。(デフォルトの設定を推奨します。)
変更が必要な場合には[変更]ボタンをクリックし、フォルダーを指定してください。完了後、[次へ]をクリックします。

【手順7】インストールの開始
[インストール]をクリックしてインストールを行います。

【手順8】インストールの実行
インストール完了までお待ちください。

【手順9】ウィザードの終了
[プログラムの起動]のチェックを外します。
その後、[完了]をクリックしてウィザードを終了します。

【手順10】ウィザードの起動
SPSS Statisticsのアプリを右クリックし、[管理者として実行]をクリックします。
[IBM SPSS Statisticsのアクティブ化]の画面が表示されます。[ライセンスウィザードの起動]をクリックします。

【手順11】製品の認証
[同時ユーザーライセンス]を選択します。
その後、[次へ]をクリックします。

【手順12】IPアドレスの入力
Sentinel RMS License Managerが導入されたコンピューターのIPアドレスを入力し、[次へ]をクリックします。
*IPアドレスの確認につきましては、こちらをご参照ください。
注意)クライアントがライセンスマネージャーと同じPCにインストールされている場合には、IPアドレスではなくPC(デバイス)名を入力します。

【手順13】ライセンス認証の終了
以下の画面が表示されましたら、[終了]をクリックします。
ライセンス認証が完了しました。SPSS Statisticsをご利用いただけます。
