生存分析とは?
― イベント発生までの時間を扱う統計分析

ある事象がいつ発生するか、またはどの程度の確率で発生するかを、時間軸を考慮して分析する手法。医療研究、製品寿命分析、顧客離脱分析など、幅広い分野で利用されます。

難易度:★★★ 想定読了:10分 最終更新 2026.05.17 監修:スマート・アナリティクス代表

生存分析とは

ある事象がいつ発生するか、またはどの程度の確率で発生するかを、時間軸を考慮して分析する手法。医療研究、製品寿命分析、顧客離脱分析など、幅広い分野で利用されます。

生存分析で分かること

  • 一定期間後まで事象が発生しない確率(生存率)
  • 時間経過に伴うリスクの変化
  • グループ間の生存曲線の差
  • 複数要因が事象発生に与える影響(ハザード比)

生存分析の主な種類

手法用途
Kaplan-Meier 法生存曲線の推定(記述的)
Log-rank 検定群間生存曲線の差の検定
Cox 比例ハザードモデル説明変数を含めた多変量解析
パラメトリック生存モデルWeibull・指数分布などの仮定

研究・ビジネスでの利用シーン

治療効果の評価

医療研究

再発までの時間や生存期間を、治療群間で比較します。

寿命予測

製品分析

製品の故障までの時間をモデル化し、保証期間の設計に活用します。

解約までの時間

顧客分析

サブスクサービスで解約までの時間を分析し、リテンション施策に活用します。

SPSSで実施する場合の製品選定

生存分析をSPSSで実施する際に必要となる製品とオプションを整理します。

やりたいこと対応製品備考
Kaplan-Meier 生存曲線IBM SPSS Advanced Statistics標準搭載
Log-rank 検定IBM SPSS Advanced Statistics群間比較
Cox 比例ハザードモデルIBM SPSS Advanced Statistics多変量解析
複雑サンプル設計の生存分析IBM SPSS Complex SamplesCSCOXREG

分析時の注意点

  • 打ち切りデータ(未発生事例)の扱いを明確にする
  • Cox モデルでは比例ハザード仮定を確認する
  • 追跡期間の定義が分析結果に影響する
  • ハザード比はリスク比とは異なる概念

生存分析の進め方、専門家がサポートします

分析設計の段階から、結果解釈・論文記述まで——研究テーマに応じてご相談いただけます。
必要なSPSS製品の構成もあわせてご提案します。

お電話でのご相談:0120-835-761 受付 9:00–18:00(土日祝除く)

よくあるご質問

Q.検閲とは?
観察期間中にイベントが発生せず途中で観察を打ち切ったデータです。生存分析は検閲を適切に扱える点が他の手法との大きな違いです。
Q.ハザード比の解釈は?
瞬間的なイベント発生リスクの比です。1より大ならリスクが高い、1より小ならリスクが低い、と解釈します。
Q.比例ハザード仮定が破られたら?
時間依存共変量を含めるか、層別化Coxモデルを使うか、加速故障時間モデル(AFT)への変更を検討します。

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