SPSS 製品の選び方
分析手法で選ぶ
SPSS製品
30の分析手法ごとに、必要な製品とモジュールがわかる
t検定や重回帰は Base で、ロジスティック回帰や生存分析は追加モジュールで、共分散構造分析は Amos で。使いたい手法から、必要な SPSS の構成をたどれるように整理しました。
- 30の分析手法
- Base で実行できる手法を明示
- 必要なモジュールへ直接移動
要約
SPSS で行う分析のうち、記述統計・t検定・分散分析・相関・重回帰・因子分析・クラスター分析などは SPSS Statistics Base で実行できます。
- 追加モジュールが必要な手法:ロジスティック回帰(Regression)、生存分析・反復測定(Advanced Statistics)、時系列分析(Forecasting)、決定木(Decision Trees)など
- 別の製品を使う手法:共分散構造分析・パス解析は IBM SPSS Amos、アソシエーション分析は IBM SPSS Modeler
- 選び方:使う手法の「必要な製品」をそろえた構成が、過不足のない選び方です
手法と必要な製品の一覧
手法名から、製品選びのページへ移動できます。製品名からは、その製品・モジュールの説明ページへ移動できます。
| 分析手法 | 必要な製品 | 内容 |
|---|---|---|
| データを理解する・整える | ||
| 度数分布表 | Base | 分布の形、偏り、外れ値を最初に確かめる基本の集計。 |
| クロス集計 | Base Custom Tables | 2つの変数の関係を表で確かめる。報告書用の多重クロスは Custom Tables。 |
| 欠損値分析 | Missing Values | 欠損のパターンを調べ、多重代入法で偏りを抑えて推定する。 |
| 信頼性分析 | Base | 尺度の内的一貫性を Cronbach の α で確かめる。 |
| 差と関係を検定する | ||
| 検定(総論) | Base | 目的とデータの種類から、使う検定を選ぶための全体像。 |
| t検定 | Base | 2群の平均の差を検定する。1標本・対応あり・対応なしのいずれも Base。 |
| 分散分析 | Base Advanced Statistics | 3群以上の平均の差を比べる。反復測定は Advanced Statistics。 |
| ノンパラメトリック検定 | Base | 順位を使う検定。Mann–Whitney、Kruskal–Wallis など。 |
| 正確確率検定 | Base Exact Tests | 2×2 の Fisher 検定は Base、それより大きい表の正確確率は Exact Tests。 |
| 相関分析 | Base | Pearson・Spearman の相関、偏相関。 |
| 構造と要因をとらえる | ||
| 回帰分析(単回帰) | Base | 1つの説明変数で結果を説明・予測する。 |
| 重回帰分析 | Base | 複数の説明変数で結果を説明・予測する。 |
| 一般線型モデル | Base Advanced Statistics | 一変量は Base、多変量と反復測定は Advanced Statistics。 |
| ロジスティック回帰分析 | Regression | 結果が2値・多値のときの回帰。二項・多項とも Regression。 |
| プロビット分析 | Regression | 用量と反応率の関係を推定する。 |
| ロジット対数線型分析 | Advanced Statistics | 多重クロス表の度数の構造をモデル化する。 |
| 因子分析 | Base | 多くの項目の背後にある因子を探る(探索的因子分析)。 |
| 主成分分析 | Base | 多くの変数を少数の成分に要約する。 |
| 共分散構造分析 | Amos | 潜在変数を含むモデルを検証する。確認的因子分析も含む。 |
| パス解析 | Amos | 変数間の影響の経路をパス図で示し、検証する。 |
| 予測・分類・意思決定 | ||
| 時系列分析 | Forecasting | ARIMA・指数平滑法で将来の値を予測する。 |
| デシジョンツリー分析 | Decision Trees | CHAID・C&RT・QUEST で分岐ルールを作る。 |
| クラスター分析 | Base | 似た対象をグループに分ける。階層型・K-means とも Base。 |
| TwoStep クラスター | Base | 大量データや、量的・カテゴリの変数が混在するデータのクラスター分析。 |
| 生存分析 | Advanced Statistics | Kaplan–Meier 法・Cox 回帰で、出来事が起きるまでの時間を分析する。 |
| コンジョイント分析 | Conjoint | 商品の属性ごとの重要度と部分効用を推定する。 |
| コレスポンデンス分析 | Categories | カテゴリどうしの関係を2次元の地図で示す。 |
| データマイニング・発展的な分析 | ||
| Apriori | Modeler | 一緒に買われる商品などのルールを見つける(アソシエーション分析)。 |
| GRI | Modeler | 情報量を基準にアソシエーションルールを見つける。 |
| ベイズ推定 | Amos | 事前の情報を取り込んで推定する。SPSS Statistics のベイズ統計と Amos のベイズ推定。 |
「Base」は IBM SPSS Statistics Base、赤枠はその手法で追加が必要なモジュール・製品です。ベイズ推定は SPSS Statistics のベイズ統計でも行えます。含まれるエディションはお見積りの際にご案内します。
使う手法が複数あるとき
よくあるご質問
Base だけでどこまで分析できますか?
この一覧の30手法のうち、度数分布表・クロス集計・信頼性分析・t検定・分散分析(一元配置)・ノンパラメトリック検定・相関・単回帰・重回帰・因子分析・主成分分析・クラスター分析など、多くの手法は Base で実行できます。
論文でよく使う手法をひととおり使うには、どの構成がよいですか?
心理・看護・社会科学では Base に Advanced Statistics と Amos、医学・臨床研究では Base に Regression と Advanced Statistics を加えた構成がよく選ばれます。用途ごとの構成はおすすめ構成でご紹介しています。
Amos と Modeler は SPSS Statistics と別の製品ですか?
別の製品です。Amos は共分散構造分析、Modeler はデータマイニングと機械学習のための製品で、どちらも SPSS Statistics がなくても動きます。
アカデミック版とビジネス版で使える手法は違いますか?
同じ製品・モジュールであれば、使える手法は同じです。違いは価格区分と利用条件です。
ご相談・サポート担当(専門スタッフ)が対応しますIBM SPSS 正規販売店として、構成選び・お見積り・導入後のご相談まで担当します。
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