SPSS Statistics 追加モジュール

IBM SPSS
Custom Tables

アンケートの集計表を、報告書にそのまま使える形で作る

変数をドラッグして配置するだけで、多重回答、入れ子のクロス、小計を含む集計表を作れます。列の比率や平均値の有意差も、アルファベットの記号で表の中に示せます。

  • ドラッグで表を設計
  • 多重回答の集計
  • 有意差の記号表示
  • Excel・Word へ出力

Base に追加して利用最終更新 2026.09.28

IBM SPSS Statistics
出力ログユーザー設定テーブル 情報源 × 年代 満足度 × 地域 列の比率の比較 列の平均値の比較ユーザー設定テーブル商品を知ったきっかけ(複数回答)× 年代 列 %20代 (A)30代 (B)40代 (C)50代以上 (D)SNS58.4 CD49.1 CD31.6 D18.2テレビ22.528.441.3 AB52.7 AB店頭30.134.636.238.9知人の紹介18.821.219.524.1読み方記号は、その列より有意に大きい列を示す(p < .05)。SNS は 20・30 代で、テレビは 40 代以上で多い。数値は説明用の架空データ
列の比率の比較の結果が、アルファベットの記号で表に入ります。

要約

IBM SPSS Custom Tables とは、SPSS Statistics Base に追加して、多重回答や入れ子のクロス表を画面で確かめながら作成し、有意差の記号も表の中に示せるようにするモジュールです。

  • 使う場面:アンケートの報告書、定期調査の集計、属性別の比較表
  • 主な機能:テーブルビルダー、多重回答グループ、列の比率・平均値の比較、Excel・Word への出力
  • 入手方法:Base への追加、各エディションへの同梱、サブスクリプションのアドオン(構成はお見積り時にご案内)

30秒診断:Custom Tables は必要?

ご自身の研究・業務に照らして、次の3問を確かめてください。

Q1

複数回答の設問を、属性別に集計しますか?

例:「知ったきっかけ(いくつでも)」× 年代

はい多重回答グループを使った集計表を作ります。

Q2

性別×年代のような入れ子の表を、何十枚も作りますか?

例:定期調査の報告書、クライアント向けの集計

はい表の設計を保存し、同じ形の表をくり返し作れます。

Q3

どの層で差があるかを、表の中で示したいですか?

例:年代ごとの比率・平均の違い

はい有意差の記号を表に入れて示します。

1つでも「はい」なら、Custom Tables の追加をおすすめします。2つの変数のクロス表とカイ二乗検定までで足りるなら、Base で集計できます。

分析の流れ:定期調査の報告書用の表を作った例

顧客満足度の定期調査を例に、表の設計から出力までを示します。数値は説明用の架空データです。

  1. 多重回答を定義する「分析 → テーブル → 多重回答グループ」で、情報源の5つの設問を1つのグループにまとめます。
  2. 表を設計する「分析 → テーブル → ユーザー設定テーブル」で、行に情報源、列に年代をドラッグし、集計値に列%を選びます。
  3. 有意差を加える[検定統計量]で「列の比率を比較」を選ぶと、有意に大きい列がアルファベットで表示されます。
  4. 報告書に出す表の設計をシンタックスで保存し、毎月のデータに同じ表を作って Excel・Word に出力します。
IBM SPSS Statistics
出力ログユーザー設定テーブル 情報源 × 年代 満足度 × 地域 列の比率の比較 列の平均値の比較ユーザー設定テーブル総合満足度(5段階)の平均 × 地域東日本 (A)中日本 (B)西日本 (C)平均値3.82 C3.713.54標準偏差.91.961.02度数612488530読み方東日本の平均は、西日本より有意に高い(p < .05)。平均・標準偏差・度数を1つの表にまとめられる。数値は説明用の架空データ
平均値の比較も、記号で表の中に示せます。

Base と Custom Tables の分担

基本のクロス表と多重回答の度数は Base で作れます。表の設計、入れ子、表の中での有意差の表示は Custom Tables です。

やりたいこと使う手法収録先
2つの変数のクロス表を作り、検定するクロス集計表・カイ二乗検定Base
多重回答の度数とクロスを出す多重回答(度数分布・クロス集計)Base
画面で確かめながら表を設計するユーザー設定テーブルCustom Tables
入れ子・積み重ね・小計を含む表を作るユーザー設定テーブルCustom Tables
列の比率・平均値の差を記号で示す検定統計量(列の比率・平均値の比較)Custom Tables
上位2つの合計(Top 2 Box)などを表に入れるカテゴリの計算・小計Custom Tables

搭載している主な手法

テーブルビルダー

Custom Tables

変数を行・列・層にドラッグし、仕上がりを見ながら表を設計します。表の設計はシンタックスで保存できます。

多重回答グループ

Multiple Response Sets

複数回答の設問をまとめて1つの変数として扱い、属性別に集計します。

検定統計量

Significance tests

独立性のカイ二乗検定、列の比率の比較(z 検定)、列の平均値の比較(t 検定)を表の中に表示します。

出力と再利用

Export

Excel・Word・PowerPoint・PDF などへ、書式を保ったまま出力します。

組み合わせの例

調査の分析と報告では、ほかのモジュールと組み合わせる構成がよく選ばれます。

アンケート調査の分析と報告なら

Base+Custom Tables+Categories

集計表で全体を示し、コレスポンデンス分析の地図で選択肢どうしの関係を示します。

全国調査・多段抽出なら

Base+Custom Tables+Complex Samples

標本設計を反映した推定値と標準誤差を求め、報告用の表にまとめます。

Base・関連製品との関係

製品・モジュール主な役割Custom Tables との関係
SPSS Statistics Baseクロス集計表、多重回答の度数Custom Tables を使うための前提です。Base に追加して使います。
SPSS Categoriesコレスポンデンス分析集計表とあわせて、選択肢の関係を図で示す場合に組み合わせます。
SPSS Complex Samples複雑な標本設計の推定抽出設計を反映した推定が必要な調査で組み合わせます。

検討の進め方

よくあるご質問

Base のクロス集計表とはどう違いますか?
Base のクロス集計表は、2つの変数の表と検定が中心です。Custom Tables は、多重回答や入れ子の表、小計、表の中での有意差の表示を、仕上がりを見ながら設計できます。
Excel のピボットテーブルとは何が違いますか?
Excel でも集計はできますが、多重回答の扱い、有意差の検定、同じ表を毎回作るための設計の保存は、Custom Tables の方が手間がかかりません。
サブスクリプションでも使えますか?
サブスクリプションでは、Custom Tables & Advanced Statistics のアドオンで追加します。従来型のライセンスでは Base に追加するか、エディションに含まれる形で入手します。
アカデミック版とビジネス版で機能は違いますか?
使える分析機能は同じです。違いは価格区分と利用条件です。大学・研究機関の方にはアカデミック価格をご案内します。
ご相談・サポート担当(専門スタッフ)が対応しますIBM SPSS 正規販売店として、構成選び・お見積り・導入後のご相談まで担当します。

調査に合う構成をご提案します

調査の設問と報告書の形を伺い、Custom Tables を含む過不足のない構成とお見積りをまとめます。

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