SPSS Statistics 追加モジュール

IBM SPSS
Conjoint

商品のどの属性が、選ばれる理由になっているかを測る

価格・容量・デザイン・保証。属性の組み合わせを変えたカードを評価してもらい、属性ごとの重要度と水準ごとの好まれ方を数値にします。新商品の仕様と価格の検討に使います。

  • 直交計画の作成
  • カードの出力
  • 部分効用・重要度
  • 市場シミュレーション

Base に追加して利用最終更新 2026.09.28

IBM SPSS Statistics
出力ログコンジョイント モデルの説明 効用 重要度の値 相関 シミュレーションの選好確率属性の重要度(平均)回答者 300 名の平均価格38.2%容量24.6%デザイン22.1%保証期間15.1%数値は説明用の架空データ
価格が選択の4割近くを左右していることが一目でわかります。

要約

IBM SPSS Conjoint とは、SPSS Statistics Base に追加して、直交計画の作成、カードの出力、コンジョイント分析、市場シミュレーションを行えるようにするモジュールです。

  • 使う場面:新商品の仕様設計、価格の検討、訴求する属性の優先順位づけ
  • 主な機能:直交計画(ORTHOPLAN)、カード出力(PLANCARDS)、部分効用・重要度(CONJOINT)、シミュレーション
  • 入手方法:Base への追加、各エディションへの同梱(構成はお見積り時にご案内)

30秒診断:Conjoint は必要?

ご自身の研究・業務に照らして、次の3問を確かめてください。

Q1

新商品の仕様や価格の組み合わせを決めたいですか?

例:価格帯・機能・デザイン・保証の組み合わせ

はいコンジョイント分析で、属性ごとの重要度と好まれる水準を求めます。

Q2

すべての組み合わせを聞くと質問が多すぎますか?

例:4属性×3水準で81通り

はい直交計画で、推定に必要な最小限のカードに絞ります。

Q3

仕様を変えたときのシェアの変化を試算したいですか?

例:価格を1段階下げた場合、競合品との比較

はい市場シミュレーションで、選ばれる確率を比べます。

1つでも「はい」なら、Conjoint の追加をおすすめします。属性を個別に評価してもらう調査なら、Base の集計と平均の比較で分析できます。

分析の流れ:新商品の仕様と価格を決めた例

家電の新商品開発を例に、カードの作成から仕様の決定までを通して示します。数値は説明用の架空データです。

  1. カードを作る価格(3水準)・容量(3)・デザイン(3)・保証期間(2)について、「データ → 直交計画 → 生成」で16枚のカードを作成します。
  2. 評価を集める回答者300名に16枚のカードを好ましい順に並べてもらい、1行1名で順位を入力します。
  3. 分析するCONJOINT コマンド(シンタックス)で、カードの計画ファイルと回答データを指定して実行します。重要度は価格38.2%、容量24.6%の順です。
  4. 仕様を決める部分効用とシミュレーションの結果から、「中価格・大容量・3年保証」の組み合わせが最も選ばれやすいと判断します。
IBM SPSS Statistics
出力ログコンジョイント モデルの説明 効用 重要度の値 相関 シミュレーションの選好確率コンジョイント効用効用推定値標準誤差属性・水準価格 29,800円1.152.081価格 34,800円.214.081価格 39,800円-1.366.081容量 大.736.081容量 中.108.081保証 3年.412.061読み方効用が大きい水準ほど好まれている。価格の効用の幅(2.52)が最も大きい=重要度が高い。数値は説明用の架空データ
水準ごとの効用から、どの仕様が好まれているかを読み取ります。

Base と Conjoint の分担

カードの作成から分析までは Conjoint の機能です。回答者の属性別の集計や比較は Base で行います。

やりたいこと使う手法収録先
回答者の属性別に評価を集計する度数分布表・クロス集計表Base
属性ごとの平均評価を比べる平均の比較・分散分析Base
属性と水準から直交計画を作る直交計画の生成(ORTHOPLAN)Conjoint
回答用のカードを出力するカードの表示(PLANCARDS)Conjoint
重要度と部分効用を推定するコンジョイント分析(CONJOINT)Conjoint
仕様ごとの選ばれる確率を比べるシミュレーションConjoint

搭載している主な手法

直交計画の作成

ORTHOPLAN

属性と水準を指定して、推定に必要な組み合わせだけを選んだ計画を作ります。メニューからも操作できます。

カードの出力

PLANCARDS

計画に沿って、回答者に見せるカードを出力します。調査票の作成を効率化できます。

部分効用と重要度

CONJOINT

順位・評定の回答から、水準ごとの効用と属性ごとの重要度を推定します。

市場シミュレーション

Simulation

仮想の商品を並べて、最大効用・BTL・ロジットの3つの方法で選ばれる確率を比べます。

組み合わせの例

商品開発の調査では、市場の見取り図を作る分析との組み合わせが効果的です。

ポジショニングから仕様まで

Base+Conjoint+Categories

知覚マップで市場の空きを見つけ、コンジョイント分析で仕様と価格を決めます。

調査結果を報告書にまとめるなら

Base+Conjoint+Custom Tables

回答者の属性別に重要度を集計し、報告書用の表として出力します。

Base・関連製品との関係

製品・モジュール主な役割Conjoint との関係
SPSS Statistics Base集計、平均の比較、回帰Conjoint を使うための前提です。Base に追加して使います。
SPSS Categoriesコレスポンデンス分析、最適尺度法ブランドのポジショニングを地図で示す場合に組み合わせます。

検討の進め方

よくあるご質問

属性はいくつまで設定できますか?
回答の負担と精度のつり合いから、4〜7属性程度がよく使われます。直交計画を使うと、属性と水準が多くてもカードの枚数を絞れます。
選択型コンジョイント(CBC)はできますか?
SPSS Conjoint は、カードを順位付け・評定してもらうフルプロファイル型に対応しています。選択型の調査を中心に行う場合は、調査設計の段階でご相談ください。
分析はメニューだけで操作できますか?
直交計画の作成とカードの表示はメニューから操作できます。コンジョイント分析の本体は CONJOINT コマンド(シンタックス)で実行します。当社のトレーニングでは、シンタックスのひな形もご用意しています。
アカデミック版とビジネス版で機能は違いますか?
使える分析機能は同じです。違いは価格区分と利用条件です。大学・研究機関の方にはアカデミック価格をご案内します。
ご相談・サポート担当(専門スタッフ)が対応しますIBM SPSS 正規販売店として、構成選び・お見積り・導入後のご相談まで担当します。

調査に合う構成をご提案します

商品と調査の計画を伺い、Conjoint を含む過不足のない構成とお見積りをまとめます。

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