看護部向け看護研究支援ワークショップ
看護部長・副部長、看護研究委員会の委員長・事務局の方を対象に、院内看護研究の運営を支援します。年間の工程管理、演題ごとの計画の確認、解析作業の担い手の確保といった委員会運営の論点に合わせ、「年間の委員会運営支援」「研究ごとの計画レビュー」「解析実行オプション」の3つのメニューから必要な範囲をお選びいただけます。年間工程表、演題ごとのレビュー票、解析結果表と説明書面など、委員会の記録として残せる書面をお渡しします。

3つの支援メニュー
委員会として継続的に支援を受けたい部分と、演題ごとに必要な部分を分けてご契約いただけるよう、支援を3つのメニューに整理しています。いずれか1つからご契約いただけ、組み合わせも自由です。
| メニュー | ご利用の場面 | 契約の単位 |
|---|---|---|
| 1. 年間の委員会運営支援 | 年度を通じて委員会の工程と様式を整え、定例の場で助言を受けたい | 年度単位 |
| 2. 研究ごとの計画レビュー | 倫理審査への提出前に、研究計画書・調査票・解析計画を確認したい | 演題単位 |
| 3. 解析実行オプション | 収集済みデータの統計解析を委託し、結果の説明を受けたい | 解析単位 |
各メニューの対応件数、会議や確認の回数、実施期間は、演題数と院内の日程を伺ったうえで、お見積り時に確定してご提示します。
1. 年間の委員会運営支援
看護研究委員会の年間計画づくりから年度末の振り返りまでを、委員会の会議日程に合わせて支援します。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 提供内容 | 年間工程の設計、提出様式と締切の整備、定例会議での助言、看護職員向けの院内研修(研究計画、記述統計、群間比較、抄録作成などから当年度の演題に合わせて構成) |
| 成果物 | 年間工程表、提出様式の雛形と記載要領、会議ごとの助言メモ、研修資料と演習用データ、年度末の運営記録と翌年度の工程・様式の改訂案など |
| 確認の機会 | 定例会議での助言、年度途中の中間確認(進捗と支援範囲の調整)、年度末の振り返り |
| 連絡方法 | 定例会議(院内またはオンライン)で委員会と協議し、会議の間のご質問はお問い合わせフォームまたはお電話で主担当が承ります |
運営記録と様式を書面で残すため、委員が交代しても同じ基準で運営を続けていただけます。
2. 研究ごとの計画レビュー
院内で提出された研究について、倫理審査委員会への提出前の段階で計画の整合を確認します。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 提供内容 | 研究計画書(研究目的と測定項目の対応、対象者の選定方法、必要な対象者数の根拠)、調査票(項目設計、既存尺度の出典と使用条件、回答形式と解析の整合)、解析計画(予定する手法とデータ構造の対応)の確認と助言 |
| 成果物 | 演題ごとのレビュー票(確認した項目、修正が必要な箇所と修正の方向、判断が分かれる点は選択肢と各案の前提を併記) |
| 確認の機会 | レビュー票のお渡し後、研究者または指導担当の方との確認の打ち合わせ(オンライン)。修正版の再確認を含めるかはお見積り時に決めます |
| 連絡方法 | レビュー票は書面でお渡しし、内容のご質問はお問い合わせフォームまたはお電話で承ります |
抄録や投稿原稿の統計に関する記載の確認も、このメニューに加えてご依頼いただけます。担当範囲は後述の「抄録・論文の記載に関する担当範囲」をご覧ください。
3. 解析実行オプション
収集済みのデータについて、当社で統計解析を実施し、結果の読み方をご説明します。院内で実施した解析の出力を再確認するご依頼も、このメニューで承ります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 提供内容 | データ整形、集計、検定、多変量解析の実施と、結果の読み方と解釈上の留意点の説明 |
| 成果物 | 解析結果表、出力ファイル、手法の選択理由と前提条件の確認結果を記した説明書面 |
| 確認の機会 | 着手前の解析計画の確認と、完了時の結果説明(オンライン) |
| 連絡方法 | 結果説明の場で研究者と委員会の方からのご質問にお答えし、その後のご質問はお問い合わせフォームまたはお電話で承ります |
データをお預かりするのは、倫理審査の承認と、データ利用権限の所在を確認したあとです。
進め方と品質確認
主担当と委員会との連絡
ご契約ごとに主担当を1名決め、委員会との連絡窓口を一本にします。手法の選択や結果の解釈に判断が分かれる場合は、選択した理由と検討した代替案を書面に併記します。

解析手法の選び方
解析手法は、目的とデータに合わせて当社からご提案します。尺度の水準、欠測の状況、対象者数、研究デザイン、各手法の統計的仮定を確認したうえで選び、群間比較、回帰分析、前後比較、尺度の信頼性分析などを代表例として扱います。複数の手法が成り立つ場合は、それぞれの前提と結果の読み方の違いをお伝えします。
抄録・論文の記載に関する担当範囲
学会抄録や投稿論文のMethods・Resultsについて、当社が担当するのは、統計手法と結果の記載についての助言と、原稿の該当箇所の確認です。手法名、使用ソフトウェアとバージョン、有意水準、欠測の扱い、図表の構成について、投稿規定および該当する報告ガイドラインに照らして確認し、修正の方向をコメントでお返しします。
本文の執筆と文案の作成は、研究倫理と著者責任の観点から、著者である研究者ご自身の担当としています。著者の要件や謝辞での扱いは、ICMJEの基準を参考に、投稿先の規定、貴院の規程、倫理審査委員会の判断に沿ってお決めください。ご判断の材料として、当社が実施した作業の内容を書面でお示しします。

情報の取り扱い
初回のご面談では秘密情報は扱わず、分かる範囲の概要を伺います。研究計画書や研究データなどの資料は、秘密保持契約を締結したあとにお受け取りします。
研究データをお預かりする前に、データの利用権限の所在と倫理審査の状況(審査中・承認済み・承認番号)を確認します。倫理審査の承認前にご相談いただく場合は、研究計画書、調査票案、変数定義など、個人が特定されない資料に限定して拝見します。資料の受け渡し方法と保管期間は、貴院の規程に沿って詳細のお打ち合わせで決めます。

料金と期間
料金はメニューごとに次の条件で決まります。
| メニュー | 見積りを左右する条件 |
|---|---|
| 1. 年間の委員会運営支援 | 演題数、定例会議の回数と形態、院内研修の回数と時間 |
| 2. 研究ごとの計画レビュー | 演題数、確認する資料の種類、修正版の再確認の有無 |
| 3. 解析実行オプション | データの規模と整形の作業量、解析の種類と数 |
標準的な期間は、データや資料の状態と支援内容に応じて、お見積り時にご提示します。学会の投稿締切が決まっている演題は、締切と現在の進捗をお知らせください。対応の可否と条件をご回答します。
ご契約後に演題数、研修回数、支援範囲が増える場合や、院外での実施に伴う旅費が発生する場合は、実施前に追加分のお見積りをご提示します。
ご依頼からの進め方
- 初回ご面談:概要とご希望のメニューを分かる範囲で伺います
- 秘密保持契約の締結:貴院の書式でも当社の書式でも承ります
- 詳細のお打ち合わせ:指導・審査の進め方、倫理審査の運用、資料の受け渡し方法を確認します
- お見積り:提供内容、成果物、確認の回数、期間、費用を記載した支援計画をご提示します
- ご発注
- サービス開始
- お渡し:成果物を書面でお渡しします。年間支援は年度末に運営記録をお渡しします
- ご請求:時期はご契約時に取り決めます
よくあるご質問
- 3つのメニューのうち1つだけを契約できますか
承ります。どのメニューも単独でご契約いただけます。年度の途中で別のメニューを追加する場合は、その時点でお見積りをご提示します。
- 研究計画のレビューは倫理審査の前に依頼できますか
倫理審査委員会への提出前のご利用を想定しています。この段階では、個人が特定されない資料に限定して拝見します。
- 抄録や論文の文章を作成してもらえますか
当社の担当は、統計手法と結果の記載についての助言と、原稿の該当箇所の確認です。文案は著者である研究者ご自身が作成し、当社は修正の方向をコメントでお示しします。
- SPSSを保有していない場合はどうなりますか
解析実行オプションでは、当社の解析環境で作業を行い、結果表と出力ファイルをお渡しします。院内でSPSSを使った研修や解析を予定されている場合は、ご利用の環境を初回のご面談でお知らせください。
- シフト勤務の職員が参加しやすい研修の形態はありますか
同一内容を別日程で複数回開催する構成や、オンラインでの実施をご相談いただけます。回数と形態によって費用が変わるため、お見積り時にあわせてご提示します。
隣接するサービスとの選び分け
| ご状況 | 該当するサービス |
|---|---|
| 看護部・看護研究委員会として、院内看護研究の運営を支援してほしい | 看護部向け看護研究支援ワークショップ(本ページ) |
| 大学院のゼミ・研究室単位で、修士論文・博士論文に向けた指導を補完したい | 大学院向け量的研究サポートプログラム |
| 研究者個人として、自身の研究について相談したい | 研究者向け量的・質的研究個別アドバイザリー |
| 論文投稿・学位審査に向けて、解析作業と記載整理を委託したい | 量的研究の統計解析受託サービス |
| 職員が自分でSPSSを操作できるようにしたい | SPSS出張トレーニング |
ご相談の前に
初回のご相談では、分かる範囲で次の概要をお知らせください。
ご相談後、メニューの組み合わせ案、想定される成果物、お見積りの前提となる条件をまとめた資料をお送りします。
- 当年度の演題数と、院内発表会および学会発表の予定時期
- 看護研究委員会の構成と、現在の指導・審査の進め方
- 倫理審査の運用と提出時期
- 関心のあるメニュー(年間の委員会運営支援/研究ごとの計画レビュー/解析実行オプション)
