研究者によりそい、研究をサポート
研究者向け量的・質的研究個別アドバイザリー
大学・研究機関などにご所属の研究者の方向けに、ご自身のデータを使って、統計手法の選び方から SPSS の操作、結果の読み方までをサポートする家庭教師サービスです。研究デザインやサンプルサイズの根拠、投稿前の論文における分析・結果の記述など、一人で判断しにくい論点もあわせてご相談いただけます。

選べる分析の主体
解析の段階では、ご自身で進めるか当社にお任せいただくかで、ご利用いただくサービスが分かれます。
個別分析アドバイザリーサービスは、お客様がご自身で分析を実行し、弊社専門スタッフがそれをお手伝いするサービスです。分析も委託する場合には量的研究の統計解析受託サービスをご利用ください。
ご自身で解析する
手法・操作・結果の読み方を身につける
本ページ
お任せいただく
解析と表・図の作成を委託する
量的研究の統計解析受託
| ご自身で解析する | お任せいただく | |
|---|---|---|
| サービス | 研究者向け量的・質的研究個別アドバイザリー(本ページ) | 量的研究の統計解析受託サービス |
| 向いているご状況 | ・手法の選び方から操作まで、ご自身で身につけたい ・同じ解析を今後も繰り返す ・研究室の中で解析を担える人を育てたい | ・締切が決まっていて、解析に時間をかけにくい ・傾向スコア分析や生存時間分析など、学内に扱える人が限られる手法を使う ・論文に掲載する表と図の作成まで依頼したい |
アドバイザリーで進めたうえで、範囲の広い解析だけを量的研究の統計解析受託でお引き受けする形もあります。どちらが合うか迷われる場合は、お問い合わせの際にご相談ください。
サービス内容
| 区分 | 提供内容 | 主な納品物 |
|---|---|---|
| 標準 | ご自身のデータを使い、手法の選択、SPSS の操作、結果の読み方、研究計画と投稿前の確認について、1回60分のセッションでアドバイスを行います。 | セッション録画 |
| 追加オプション | 投稿後に届いた査読コメントのうち、統計面の指摘への対応方針を助言します | セッション録画 査読対応資料 |
| 別サービス | 追加解析の実行、図表や解析報告書の作成 | 量的研究の統計解析受託サービスの成果物 |
録画の共有方法は、ご契約時にご案内します。書面でのレビューをご希望の場合は、対応の可否と条件を個別に確認します。
セッションの進め方(例)
オンライン会議(Zoom 等)で、1回60分のセッションを行います。操作と手法を身につける回の構成例です。研究計画や投稿前の記述の確認が中心の回は、論点ごとの検討に時間を配分します。

約5分振り返り
その回に扱う内容の確認。2回目以降は前回の振り返りとご質問
約15分理論
使う統計手法の考え方と、適用できる条件
約10分デモ
SPSS での操作手順と、操作のポイント・注意点
約30分ハンズオン
ご自身のデータで分析を実行し、出力結果の解釈と評価を行う
日程は2週間に1回程度を目安に組み、次の回までにご自身で操作を試していただけます。回数と各回の内容は、詳細のお打ち合わせで研究の段階とご要望を伺って決めます。
プログラムの例
5回で組んだ場合の例を2つ示します。回数と内容は研究に合わせて調整します。
アンケート分析の例
| 回 | 内容 |
|---|---|
| 1 | データの入力と定義:Excel からの読み込み、ラベル・尺度・値・欠損値の設定 |
| 2 | 記述統計と正規性の検定:度数分布表、探索的分析、各統計量の意味 |
| 3 | クロス集計表とカイ二乗検定、正確確率検定 |
| 4 | 相関分析:散布図、相関係数、無相関検定 |
| 5 | t検定(対応なし)とマン・ホイットニーの U 検定 |
Amos(構造方程式モデリング)の例
| 回 | 内容 |
|---|---|
| 1 | データの確認と基礎集計:欠損値、天井効果・フロア効果の確認と対処 |
| 2 | 相関分析・因子分析:因子数の検討、回転と項目の取捨選択、因子構造の確定 |
| 3 | Amos の基本操作:分析の注意点、パス図の作成 |
| 4 | モデルの解釈と改善:出力結果と適合度指標の意味、改善の方法 |
| 5 | モデルの決定と解釈:最終モデルの確認と、結果の出力方法 |
対応製品は IBM SPSS Statistics、IBM SPSS Amos、IBM SPSS Modeler です。R、Stata、SAS をお使いの場合も、手法の選定と結果の解釈についてご相談いただけます。
ご相談いただける内容
どの段階からでもお受けします。

SPSS の基本操作
- データの準備と読み込み、変数ビューの設定
- 基礎集計と度数分布表、正規性の検定
- クロス集計とカイ二乗検定、相関分析
- クロンバックのα、級内相関係数
研究計画
- 研究デザイン(横断・縦断・介入)の検討
- サンプリング方法とサンプルサイズの根拠
- 既存尺度の選び方
- 研究計画書・倫理審査書類の解析方法の記述
手法の選択
- 仮説と統計手法の対応、主要・副次評価項目の区分
- 欠損値・外れ値・多重比較の扱い
- 回帰分析、ロジスティック回帰、因子分析、生存時間分析、傾向スコア分析、構造方程式モデリング、混合モデルなど
結果の解釈
- 統計量、効果量、信頼区間、適合度指標の読み方
- 追加で検討するとよい検定や感度分析
- 学会発表と論文での図表のまとめ方
投稿前の確認
- Methods の統計記述(手法名、ソフトウェアとバージョン、有意水準、欠損値の処理)
- Results の図表表現
- 報告ガイドライン(EQUATOR Network 掲載のもの等)との照合、統計用語の英語表記
投稿後の統計面の査読対応(追加オプション)
投稿後に届いた査読コメントのうち、統計面の指摘への対応をセッションで整理します。応答期限が決まっている場合は、お問い合わせの際に期限をお知らせください。

| 当社が担当すること | ご自身で行っていただくこと |
|---|---|
| ・各指摘の趣旨の整理 ・追加解析の要否の判断 ・回答方針と、Methods・Results・図表へ反映する事項の助言 | ・回答書の作成 ・論文本文の修正 |
追加解析の実行が必要な場合は、量的研究の統計解析受託サービスとしてお見積りします。
研究倫理への対応
外部の統計支援を受けたことが、研究上の問題にならないように進めます。著者資格の考え方は、ICMJE(医学雑誌編集者国際委員会)の基準に沿っています。

開示の文例をお出しします
謝辞、Methods、研究資金、利益相反について、投稿先の規程に応じた記載の文例をお出しします。
著者に加わることを求めません
著者かどうかは、実際の貢献と投稿先の規程で決まります。著者の要件を満たさない場合は、謝辞での記載をご提案します。
支援の範囲を書面で残します
どこまでをお引き受けしたかを契約書面で明らかにします。投稿先や所属機関から開示を求められたときにお示しいただけます。
倫理審査の前からご相談いただけます
申請前の段階から、研究デザイン、サンプルサイズの根拠、解析計画、倫理審査書類の解析方法の記述をご相談いただけます。この段階では、調査票案、変数一覧、構造を模したダミーデータをお使いください。人を対象とする研究の実データは、倫理審査の承認後にお預かりします。資料とデータは、秘密保持契約(NDA)の締結後にお受け取りします。
料金とお支払い
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 料金 | 90,000円(税抜)〜 |
| 1回の時間 | 60分 |
| 料金が変わる条件 | セッションの回数、事前に確認する資料の分量、査読対応オプションの有無 |
| お支払い | 納品後30日以内。公費・科研費でのお支払いに対応しております |
| 書類 | 見積書・納品書・請求書を当社で発行します。ご所属の機関に様式がある場合は、それに合わせて作成します |
お申込みの流れ
お電話またはWebフォームからお問い合わせください。研究の概要、現在の段階、身につけたい内容、相談したい論点と時期など、分かる範囲の概要を伺います
貴機関の書式、当社の書式のいずれでも対応します。資料とデータは、締結後にお受け取りします
資料の内容、倫理審査の状況、回数と各回の内容を確認します
プログラム案、回数、日程の目安をあわせてご提示します
回数分の日程を調整します
2週間に1回程度を目安に、回数分の日程を調整して進めます
各セッションの終了後に共有します
サービス終了後にご請求書をお送りします
よくあるご質問
- 何回から申し込めますか
3回パックからお申し込みいただけます。回数と各回の内容は、研究の段階と身につけたい範囲を伺ってご提案します。
- SPSS をはじめて使う段階でも利用できますか
ご利用いただけます。データの読み込みと変数の設定から始め、基礎集計、検定へと、お手元のデータで順に進めます。
- 倫理審査の申請前でも相談できますか
ご相談いただけます。研究デザイン、サンプルサイズの根拠、解析計画、倫理審査書類の解析方法の記述を、調査票案や変数一覧、ダミーデータを使って検討します。実データを使ったセッションは承認後に行います。
- 研究費で支払えますか
公費・科研費でのお支払いに対応しております。見積書・納品書・請求書は当社で発行します。貴機関の発注手続は、お問い合わせの際にお知らせください。
研究者向けのほかのサービス
| ご状況 | サービス |
|---|---|
| 大学院のゼミ・研究室を単位に、量的研究の教育を実施したい | 大学院向け量的研究サポート |
| 病院の看護部・看護研究委員会を単位に、院内研究を支援してほしい | 看護部向け看護研究支援ワークショップ |
| 論文投稿や学位審査、査読対応に向けて、解析作業そのものを委託したい | 量的研究の統計解析受託サービス |
| アンケート調査の実施とデータ化を委託したい | アンケート調査パック |
| 企業・組織のデータ分析業務について相談したい | 統計解析アドバイザリーサービス |
ご相談の前に
お問い合わせの際は、次の内容を分かる範囲でお知らせください。研究データや原稿は、秘密保持契約の締結後にお受け取りします。
お打ち合わせのあと、プログラム案、回数、概算費用をまとめてお伝えします。
- 研究テーマの概要と、現在の進行段階
- 身につけたい手法や操作、相談したい論点と、判断が必要な時期(査読の応答期限がある場合はその期日)
- 倫理審査の状況と、共有できる資料の範囲
- お使いのソフトウェアとバージョン
- 研究費でお支払いの場合は、貴機関の発注手続
