統計解析のスタンダードツール「SPSS」とは?

統計解析のスタンダードツール「SPSS」とは?

SPSSソフトウェアは、IBM社が製造・販売している統計解析ソフトウェアです。SPSSソフトウェアの歴史は非常に古く、1968年にアメリカで誕生しました。1968年といえば、ベトナム戦争の最中。米国を中心に世界中でビートルズの「Hey Jude」がヒットするなど、反戦運動が激化していました。その中で行われたのが第37代アメリカ合衆国大統領の選挙です。

 リチャード・ニクソンが勝利したこの大統領選挙の中で、SPSSは誕生しました。当時、大統領選挙における浮動票の予測を行う国際学術プロジェクトが立ち上がっており、大学院の博士課程であったノーマン・ナイ、ハラルド・ハルをはじめとする学生が作った統計プログラム、それがSPSSでした。

 

 実に50年前に産声をあげたSPSSソフトウェア。現在は、略語ではなく正式名称となっていますが、当時SPSSは、Statistics Package for Social Scienceの頭文字をとってSPSSと呼ばれていました。そのSPSSソフトウェアも現在では、世界中で数十万人のユーザーがいる統計解析、データ分析の代表的なソフトウェアとなっています。

 

 2010年にIBM社がSPSSを買収し、現在はIBMブランドとして発売されていますが、基本的な製品ラインナップは変わっていません。今もなお、多くの方にご利用いただいているSPSS Statistical(一般的にSPSSと言われている製品)をはじめ、モデリングファミリー、そして展開ファミリーという3つのグループから構成されています。分析プロセスの入り口から出口までをトータルサポートするデータ分析の専用ソフトウェア群といえるでしょう。