SPSS Statistics 追加モジュール
IBM SPSS
Conjoint
商品のどの属性が、選ばれる理由になっているかを測る
価格・容量・デザイン・保証。属性の組み合わせを変えたカードを評価してもらい、属性ごとの重要度と水準ごとの好まれ方を数値にします。新商品の仕様と価格の検討に使います。
- 直交計画の作成
- カードの出力
- 部分効用・重要度
- 市場シミュレーション
要約
IBM SPSS Conjoint とは、SPSS Statistics Base に追加して、直交計画の作成、カードの出力、コンジョイント分析、市場シミュレーションを行えるようにするモジュールです。
- 使う場面:新商品の仕様設計、価格の検討、訴求する属性の優先順位づけ
- 主な機能:直交計画(ORTHOPLAN)、カード出力(PLANCARDS)、部分効用・重要度(CONJOINT)、シミュレーション
- 入手方法:Base への追加、各エディションへの同梱(構成はお見積り時にご案内)
30秒診断:Conjoint は必要?
ご自身の研究・業務に照らして、次の3問を確かめてください。
新商品の仕様や価格の組み合わせを決めたいですか?
例:価格帯・機能・デザイン・保証の組み合わせ
はいコンジョイント分析で、属性ごとの重要度と好まれる水準を求めます。
すべての組み合わせを聞くと質問が多すぎますか?
例:4属性×3水準で81通り
はい直交計画で、推定に必要な最小限のカードに絞ります。
仕様を変えたときのシェアの変化を試算したいですか?
例:価格を1段階下げた場合、競合品との比較
はい市場シミュレーションで、選ばれる確率を比べます。
1つでも「はい」なら、Conjoint の追加をおすすめします。属性を個別に評価してもらう調査なら、Base の集計と平均の比較で分析できます。
分析の流れ:新商品の仕様と価格を決めた例
家電の新商品開発を例に、カードの作成から仕様の決定までを通して示します。数値は説明用の架空データです。
- カードを作る価格(3水準)・容量(3)・デザイン(3)・保証期間(2)について、「データ → 直交計画 → 生成」で16枚のカードを作成します。
- 評価を集める回答者300名に16枚のカードを好ましい順に並べてもらい、1行1名で順位を入力します。
- 分析するCONJOINT コマンド(シンタックス)で、カードの計画ファイルと回答データを指定して実行します。重要度は価格38.2%、容量24.6%の順です。
- 仕様を決める部分効用とシミュレーションの結果から、「中価格・大容量・3年保証」の組み合わせが最も選ばれやすいと判断します。
Base と Conjoint の分担
カードの作成から分析までは Conjoint の機能です。回答者の属性別の集計や比較は Base で行います。
| やりたいこと | 使う手法 | 収録先 |
|---|---|---|
| 回答者の属性別に評価を集計する | 度数分布表・クロス集計表 | Base |
| 属性ごとの平均評価を比べる | 平均の比較・分散分析 | Base |
| 属性と水準から直交計画を作る | 直交計画の生成(ORTHOPLAN) | Conjoint |
| 回答用のカードを出力する | カードの表示(PLANCARDS) | Conjoint |
| 重要度と部分効用を推定する | コンジョイント分析(CONJOINT) | Conjoint |
| 仕様ごとの選ばれる確率を比べる | シミュレーション | Conjoint |
搭載している主な手法
直交計画の作成
ORTHOPLAN
属性と水準を指定して、推定に必要な組み合わせだけを選んだ計画を作ります。メニューからも操作できます。
カードの出力
PLANCARDS
計画に沿って、回答者に見せるカードを出力します。調査票の作成を効率化できます。
市場シミュレーション
Simulation
仮想の商品を並べて、最大効用・BTL・ロジットの3つの方法で選ばれる確率を比べます。
組み合わせの例
商品開発の調査では、市場の見取り図を作る分析との組み合わせが効果的です。
Base・関連製品との関係
| 製品・モジュール | 主な役割 | Conjoint との関係 |
|---|---|---|
| SPSS Statistics Base | 集計、平均の比較、回帰 | Conjoint を使うための前提です。Base に追加して使います。 |
| SPSS Categories | コレスポンデンス分析、最適尺度法 | ブランドのポジショニングを地図で示す場合に組み合わせます。 |
検討の進め方
よくあるご質問
属性はいくつまで設定できますか?
選択型コンジョイント(CBC)はできますか?
分析はメニューだけで操作できますか?
アカデミック版とビジネス版で機能は違いますか?
調査に合う構成をご提案します
商品と調査の計画を伺い、Conjoint を含む過不足のない構成とお見積りをまとめます。
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