日本発の統計解析アプリ「SmartStats」を発表 第1弾として看護研究版「SmartStats for Nursing」を11月5日に発売
スマート・アナリティクス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:畠 慎一郎、以下 当社)は、ブラウザで使える日本発の統計解析アプリ「SmartStats(スマートスタッツ)」を発表しました。SmartStats は、分析目的・サンプルデータ・解説の言葉づかいを分野ごとに合わせた版で順次提供します。第1弾として、看護研究版「SmartStats for Nursing」を2026年11月5日に提供開始します。続いてマーケティング・市場調査向けの「SmartStats for Marketing」を準備しています。
本製品は、2026年10月23日に当社が開催した「統計の日スペシャルセミナー2026」で初公開しました。

SmartStats について
SmartStats は、ブラウザ上で CSV/Excel のデータを読み込み、研究や調査の目的を1文で書くか、分野ごとに用意した分析目的から選ぶと、AI が分析の方針と統計手法を提示する統計解析アプリです。「データの準備」「分析の目的を選ぶ」「変数の割り当て」「分析結果」の4ステップで、分析から日本語の結果解説、IMRAD 形式の論文レポートの草案作成までを進められます。SmartStats は IBM Cloud 上で稼働し、AI 機能には IBM watsonx を活用しています。
開発の背景
当社は SPSS 製品の販売・研修・分析相談を通じて、大学や病院の研究者、企業のマーケティング担当者、臨床の看護師から、分析手法の選び方と結果のまとめ方についての相談を数多く受けてきました。手法の候補の提示と計算をツールが受け持てば、使う人は問いの立て方と結果の解釈に時間を使えます。当社はこの考えから、日本の研究者と実務家のための統計解析アプリとして SmartStats を開発しました。
主な特長
以下の画面は、第1弾の看護研究版です。
1. 目的から統計手法を選ぶ
「看護師の経験年数や所属部署とバーンアウトとの関連を明らかにする」のように目的を1文で書くと、AI が分析の方針と統計手法を提案します。分野ごとに用意した分析目的には、それぞれ対応する統計手法を示しています。

2. データの準備を AI が支援
列名と回答コードから、日本語の変数ラベル・値ラベルと尺度(連続・順序・名義)を推定します。AI に送るのは列名と値の種類・件数のみで、回答の中身(行データ)は送りません。分析データや AI に送った情報を、AI の学習に利用することはありません。

3. 論文や報告書の作成に使える結果表とグラフ
重回帰分析では、自由度調整済み R²、F 値、モデルの p 値、データ件数を画面上部に示し、回帰係数・標準化係数・標準誤差・t 値・p 値に加えて許容度と VIF を一覧にします。各説明変数の偏回帰係数はグラフで確認できます。


4. 日本語の AI 解説と IMRAD 形式の論文レポート
AI が「実行内容の説明」「分析結果の要約」「解釈と示唆」の項目で結果を日本語で解説します。序論・方法・結果・考察からなる IMRAD 形式の論文レポートの草案も作成できます。草案をもとに、先行研究や考察を加えて論文に仕上げます。AI 機能には IBM watsonx を活用しています。


5. 結果を1つの Excel ファイルに出力
結果表・グラフ・AI 解説をシートに分けて1つの Excel ファイルに出力します。出力日時、目的変数、説明変数、計算に使った Python のバージョンも記録されます。分析の履歴はマイデータに日付ごとに保存されます。

第1弾「SmartStats for Nursing」(看護研究版)
看護研究版は、病院・訪問看護ステーションでの院内看護研究、看護系大学・大学院の研究と統計教育、看護部門の満足度調査の分析に向けた版です。操作練習用のサンプルデータ「臨床看護系アンケート」(看護師500名を想定した架空データ)を収録しており、ご利用を始めたその日から操作と分析の流れを確かめられます。
看護研究でよく使われる次の10の分析目的を用意しました。
- 対象者の特徴とデータの分布(基礎集計・正規性の検定)
- 属性による回答割合の違い(クロス集計・カイ二乗検定)
- 2群間の平均スコアの比較(対応のない t 検定)
- 2群間の回答傾向の比較(マン・ホイットニーの U 検定)
- 前後間の平均スコアの比較(対応のある t 検定)
- 前後間の回答傾向の比較(ウィルコクソンの符号付き順位検定)
- 3群以上の平均スコアの比較(一元配置分散分析)
- 3群以上の回答傾向の比較(クラスカル・ウォリス検定)
- 結果に関連する要因の探索(相関分析・回帰分析)
- 看護尺度の構造と信頼性の確認(因子分析・信頼性分析)
このほか、ロジスティック回帰分析、K-Means クラスタリングなどを分析メニューから直接実行できます。
ラインアップと今後の展開
- SmartStats for Nursing(看護研究版):2026年11月5日 提供開始
- SmartStats for Marketing(市場調査版):準備中。提供開始時期と価格はあらためてお知らせします
当社は今後も分野ごとの版を順次追加します。SmartStats は多言語化を見据えて開発しており、海外の研究者や実務家への提供も進めてまいります。
代表取締役 畠 慎一郎のコメント
「日本の研究者、マーケティング部門の方、臨床の看護師が使いやすい、日本人のための統計解析とデータ分析のツールを、ずっと作りたいと考えてきました。研究目的を出発点に、データの条件を確認しながら分析手法を選べるようにしたいと考えました。SmartStats は手法の候補の提示と計算を受け持ち、使う人が問いと結果の解釈に時間を使えるようにします。その第1弾が看護研究版で、マーケティング版も続けて提供します。日本発で、世界で戦える統計解析とデータ分析を目指します。」
SPSS Statistics をお使いの方へ
お手元の SPSS Statistics で分析を行う方には、10月23日に発表した SPSS Statistics 専用 AI モジュール「LocalStats Studio」をご用意しています。SmartStats はブラウザ上で計算まで完結し、LocalStats Studio は SPSS Statistics 本体で計算します。研究環境に合わせてお選びいただけます。
価格・提供開始日
- SmartStats for Nursing(看護研究版) 年間ライセンス:60,000円(税抜・年額一括払い、月額換算 5,000円)/6か月版:40,000円(税抜)
- 提供開始日:2026年11月5日
1ライセンスにつき1名でご利用いただけます。教育機関・民間とも同一価格です。AI の利用量はトークン数で管理し、上限を超えた場合はトークンを追加購入してご利用いただけます。
製品概要
| 製品名 | SmartStats(第1弾:SmartStats for Nursing) |
| 利用方法 | ブラウザ(ログイン制)、1ライセンス1名 |
| 計算 | Python の統計ライブラリ(statsmodels、scipy、factor_analyzer ほか) |
| AI 機能 | IBM watsonx を活用(分析データを AI の学習に利用することはありません) |
| 稼働環境 | IBM Cloud |
| 読み込めるデータ | CSV、Excel |
| 出力 | Excel(結果・グラフ・AI 解説)、IMRAD 形式の論文レポートの草案 |
| 製品ページ | https://smart-analytics.jp/smartstats/ |
会社概要
- 会社名:スマート・アナリティクス株式会社
- 所在地:〒107-0062 東京都港区南青山3-8-2 サンブリッジ青山3F
- 代表者:代表取締役 畠 慎一郎
- 設立:2018年2月
- 事業内容:IBM SPSS を中心とした統計解析ソフトウェアの販売・開発、研修、データ分析コンサルティング(IBM プラチナパートナー)
- URL:https://smart-analytics.jp/
本件に関するお問い合わせ
スマート・アナリティクス株式会社 マーケティング部 担当:阿部
フリーダイヤル:0120-835-761(受付 9:00–18:00、土日祝を除く)
E-mail:jpmarketing@smart-analytics.jp
※ IBM、IBM Cloud、SPSS、watsonx は、世界の多くの国で登録された International Business Machines Corporation の商標です。その他記載の会社名・製品名は各社の商標または登録商標です。掲載の画面は開発中のものを含み、変更になる場合があります。

